ループ処理ともよばれる繰り返し処理の代表格ですね。
Listや配列に対して中身の確認を行う場合や特定の条件まで処理を行いたい場合など、
使用頻度はとても高いです。
for文の各部の意味
for(①,②,③) { // 処理 }
①初期化処理
for文の繰り返し処理が始まるにあたり
最初に1回だけ実行される文で、ループ変数と呼ばれます。
②繰り返し条件
ブロック内容を実行する前に判定され、
「true」の場合、ループ処理を継続します。
③繰り返し時処理
for文ブロックを最後まで処理して
“}”まで到達した直後に実行される
サンプルコード
for文
一番基本的な書き方がこちらです。
forの「()」の中を無駄に回しすぎないよう
ループ終了の条件はきちんと書きましょう。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
for (int i = 0; i < 5; i++) {
System.out.println(i + "回目のループ処理");
}
}
}
実行結果:
0回目のループ処理
1回目のループ処理
2回目のループ処理
3回目のループ処理
4回目のループ処理
実行結果から5回ループ処理が行われていることが確認できます。
拡張for文
条件を指定せずにリストや配列の大きさだけループ処理を行ってくれます。
for (データ型 : ループさせたいデータ) { // 処理を記述}
ループ処理させたいデータ型を左辺に指定する必要があるので気をつけましょう。
import java.util.ArrayList;
import java.util.List;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("配列のループ");
int[] array = {10, 20, 30, 40};
// 回す型と変数(num)の型をあわせる
for (int num : array) {
System.out.println("arrayの中身: " + num);
}
System.out.println("リストのループ");
List <String> list = new ArrayList<>();
list.add("apple");
list.add("orange");
list.add("banana");
for (String fruit: list) {
System.out.println(fruit);
}
}
}
実行結果:
配列のループ
arrayの中身: 10
arrayの中身: 20
arrayの中身: 30
arrayの中身: 40
リストのループ
apple
orange
banana
拡張for文を使用した場合にも同様に配列やリストの値が取得できていることが確認できました。
まとめ
ループ処理について解説しましたが、
無駄にループを回し続けることはレスポンスが悪くなるため
必要であればbreak文やcontinue文を使用して処理を中断させましょう。
処理の中断方法についての解説はこちら